愛ある笑い

90歳になる祖母は車椅子に座ったまま、嫁と娘と孫と曾孫とちゃぶ台を囲む。
手元の器から刻み食や白ご飯をスプーンで口に運びモグモグしている。
口に押し込みすぎてたまにむせる。
みんな焦る。
思い出したように「おいしぃなぁ」と言う。
みんな和む。
突然「ビールくれや」と所望する。
みんな驚く。
膝の上のタオルの花柄を食べ物と思いスプーンでこそげ取ろうとする。
みんな笑う。
この笑いは愛情由来のもので、嘲笑みたいな要素は一切無い。


そしてこっちの笑いにはたぷたぷの敬意を込めて。

この番組好きだった。
こんな人テレビに出していいんか?と心配しつつ。
最近特にツボなのでやることなすこと言うこと全てが面白い。
真面目なドキュメンタリーで飲酒を語る姿すら、エンタテイン ミー。


ついでにこれも。
こんなはっきりしゃべれんねんな。

てか、カメラワーク。



なにか、気付かせてくれるような人が好き。
気付いてくれない人は異次元ポッケにポン。